転職事例/出向・転籍・退職の場合

現役転職コンサルタントが執筆します。

はじめに/大変な時代

by tensyoku on 2014年4月2日

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勤めている企業に事業がなくなり、得意な仕事がなくなれば、ほかの企業に移籍して得意分野で実力を発揮する選択が賢明な時代となりました。

企業に残るための新たな職域開拓や職能開発には、たくさんの時間とエネルギーが必要です。しかし、それほど企業は寛容で面倒見が良いでしょうか?

私たちは文字通り大変な時代の転換期に遭遇しているのです。置かれた環境、立場、役割等は、巡り合わせであり試練なのだと達観するゆとりも必要でしょう。

こちらのサイトでは転籍や出向を契機に転職を決断された方の事例をご紹介していきたいと思います。

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「会社離れ」の極意は遊び術を習得すること

by tensyoku on 2016年6月7日

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沖原正也氏は『「会社離れ」のすすめ』を出版しました。

氏はこう主張しています。人生は一度きりである。メドがつき次第早くリタイアし、ライフワークとしての遊びに徹しよう。”楽しい人生”を送るために、と。

サラリーマン自身、会社離れを決意し、会社離れを実践しなければなりません。遊びはそのための術、いわば受け皿づくりなのです。

中高年サラリーマン受難の時代においては、どういう処遇が待っているかわかりません。

「辞め方」を心得ておけば、サラリーマンとしてもショックが少なくて済む。「会社離れ」の極意は遊び術を習得することだと氏は言うのです。

30代にコストのかからない遊びをものにする。これつまり在職中の「会社離れ」。ライフワークとなるような打ち込める遊びが増えてくれば、早めにリタイアして遊びに専念したい。これすなわち完全な「会社離れ」と氏は定義しています。

沖原氏はこう言います。悲しき現実は、中高年サラリーマンだけではない。雇用者である会社も「会社離れ」できないサラリーマンの現実に悩んでいる、と。

給与に見合う仕事がないばかりか、組織の活性化をも阻害してしまう。

社員は会社に甘え、会社は会社で社員に甘えている。つまりサラリーマンは貴重なプライベートな時間を失い、会社は貴重な生産性という効率を失っている。

日本の企業社会には、お互いの不幸な甘えともたれあいの構造ができあかってしまい、中高年サラリーマンの処遇にはどこの会社も悩んでいる。

今や、お互いに幸福への道探しをしなければならない時代になっているのです。

ところで「会社離れ」をした姿とは、どういう姿でしょうか。それは、会社・仕事、家族、仲間、遊びの四要素がバランスよく配置されることだといいます。

時間、空間においても、心理的にも、この四つの基本要素が同じようなウェイトで独立して配分されることだといいます。

いわば共生なのです。

なによりも大切なことは、会社・仕事が家族、仲間、遊びのプライベート部分に入り込まないことです。会社・仕事はワンオブゼムだというのが基本的な認識になっていることだと沖原氏は説いています。

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自らの新しいあり方

by tensyoku on 2016年5月3日

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戦後一貨して会社とともに歩んできた日本のサラリーマンですが、21世紀を目前にして脱会社人間、ないしは会社からの自立ということが広く言われはじめました。

今や会社員は、自らの新しいあり方を問われています。

当初このことは社会の側からの問題提起という形をとりましたが、広範囲な世論動向に影響されて、会社員個人の側でも強く意識するようになったということでしょう。

その背景は人によって異なりますが、会社帰属一辺倒主義への懸念という点では一致しています。

趣味やライフワークで自分の時間を持ち、家庭や地域にもしっかりと生活の根を張ることの重要性が意識され出したということでしょう。

沖原正也氏は『「会社離れ」のすすめ』を出版しました。

営業、商品企画、人事、物流といった業務を歴任してきた現役会社員ですが、多彩な趣味と特技を身につけています。

旅行、ヨット、ダイビング、登山、生け花と続いて、「風呂水自動停水器」で発明協会協会長賞を受賞した発明家であり、さらには農林業や物書きもこなすと紹介されています。

氏はこう主張しています。人生は一度きりである。メドがつき次第早くリタイアし、ライフワークとしての遊びに徹しよう。”楽しい人生”を送るために、と。

最高の遊びはボランティアや学問だという考え方を紹介しているくらいですから、ここでの遊びは、単なる気晴らしや享楽ではないと推察されますが、早期のリタイアという主張が出てくる背景は、人生における遊びの意義を認識しているからではありません。

中高年サラリーマンは受難の時代を迎えているという時代認識がもう一つの背景になっているのです。

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個人は組織から主体的に独立すべき

by tensyoku on 2016年4月5日

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富士ゼロックス総合教育研究所は経済経営雑誌の情報発信に先立って、「新しい個を育む人材観」を公にし、これからの会社員にとって必要なのは「新しい個」の確立だと説きました。

この白書は、「個人は組織から主体的に独立すべきである。

逆に言えば、組織は個人を突き放す必要がある。

個人の組織への埋没・依存は、決して個人の望む姿ではない。」

と断裁しています。

日本の経済界は、組織と個人の新しい局面を迎え、企業と社員の関係が大きく変化する兆を読み取っているようです。

また関西電力の広報誌『縁』は、「自立した個客」として「マルチライフ」をエンジョイすることを提唱しています。

各地域・人それぞれが豊かさを実感できる生活を願って「生活の新理想主義と地域の自律的発展を考えてまいります」という編集方針を掲げました。

企業人は、一個の地球市民として、職業人・地域人・家庭人・個人という四つの生活軸を足にしっかり据えることが必要だというわけです。

こういう人々こそが社会を変え、また職場を開眼させるという考え方に立っています。

何回目かのシリーズで「サラリーマンが面白くなる」という特集を組みましたが、面白くなければ仕事じゃない、楽しくなければ会社じゃない、遊ぶ・学ぶ・働くが三つ重なったところが一番面白い。

サラリーマンは、組織に甘える自己表現人より自分で意味を見い出す意味探究人になろうと提言しています。

そういえば、国立科学博物館に「教育ボランティア」という制度があります。欧米の博物館や美術館では一般的のようですが、自分の趣味や特技を活かしてボランティア活動をやりたいという人々が増えてきました。

86年にスタートしたときは10人が応募、うち8人が採用されたそうですが、最近の募集に際しては1000件の問い合わせがあったといいます。

500人を面接して80人を採用し、現在、登録者総数は210人だそうですが、その中に男性の会社員が15人含まれているといいます。

主婦の90人、リタイア組の30人に比べれば少ないですが、関心が高まってきていることは明白です。

アサヒビールの加藤種男氏は、サラリーマンは会社人間から脱却することが必要だが、そのためには三つの趣味と一つのボランティアを持つことが望ましいと語っておられます。

現に自分自身、小説執筆、美術館通い、リコーダー(縦笛)の練習という三つの趣味に励み、登校拒否児童を支援する民間グループにおいて講師というボランティア活動をしていると述べていました。

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新しい個を育む人材観

by tensyoku on 2016年3月1日

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富士ゼロックス総合教育研究所は経済経営雑誌の情報発信に先立って、「新しい個を育む人材観」を公にし、これからの会社員にとって必要なのは「新しい個」の確立だと説きました。

そこで新しい個とは、市民感覚、他者尊重、自己確立、自己表現という四つの要素を身につけ、それに対して行動できる人材といったほどの意味となります。

そういった人材が身につけている思考・行動様式は、およそ次のようになります。

・こだわりなく、どんな人も人間として受容できる

・異なった考え方を総合的に受け止め、対応できる

・人と共感でき「より深く」人間関係を築くことができる

・その場の”思い”に惑わされず、現実的な課題中心になれる

・自分らしい人生哲学や使命感のもとに、自発的に行動できる

・現実や事実を、より客観的に認識できる

・言動の中に、自分らしい独自性や独創性が発揮できる

・精神的に充実し、自然体でこだわりのない行動がとれる

・自由な意志で選択し、自分の責任において行動できる

・日常性においても、感動を素直に見い出す感受性がある

・人間として大切な基準を自分の中に持ち、行動できる

・広く地球規模の幸福につながるビジョンを持ち行動できる

こういった要件を読んで深く実感することがあります。「人が見える」ということです。

会社人間や働きバチという言葉からはイメージできない躍動する人たちの姿が、「新しい個」にはよく見えます。

「個立」という用語を生み出し、個人として自立することの必要性を説く「新しい個の確立」論は、経済同友会でもその重要性を指摘しています。

しかしそこでの論調は、サラリーマンからすると、まれに見る厳しさとなっています。

現在の日本の企業においては、組織が個人を取り込み、また個人は組織に大きく依存しすぎているように思えます。

個人は組織から主体的に独立すべきです。逆に言えば、組織は個人を突き放す必要があるのです。

個人の組織への埋没・依存は、決して個人の望む姿ではありません。

たとえば、一般的に欧米と日本で社員の企業への満足度を比較調査すると、欧米のほうが日本よりも高くなる傾向があります。

その理由は、欧米では基本的に自分がハッピーな組織でしか働かないし、現に労働の流動性を支える社会も存在しています。

一方、労働の流動性の低い日本では、「満足しているわけではないが、とにかく長く勤めればリターンがある」という個人の組織に対する甘えや、退職金、福利厚生などの制度の存在がそれを支えているように思えます。

しかし、社会の中で企業は個人にとって選択肢の「ワンオブゼム」であることを、個人も組織も改めて認識しておく必要があります。

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もはや会社にぶらさがってはいられない

by tensyoku on 2016年2月2日

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時が進むと、「会社員の転機」は広範囲に論じられるようになり、多くの雑誌が会社員の生き方や生きざまをトピックスとして取りあげるようになりました。

それはバブル経済の崩壊が明白となった90年代以降に顕著となりましたが、時間を少し長期にとると、日本社会で「サラリーマンの転機」は常に社会問題となってきました。

戦前にも『サラリーマン恐怖時代』や『サラリーマン貧乏物語』が刊行される等、サラリーマンにとって大変な局面は幾多ありましたが、戦後も、幾度か大きな節目がありました。

占部神戸大学教授は、著作『サラリーマンの哲学』において次のように述べています。

「これまでの高度経済成長の時代は、サラリーマンにとって、天国であった。しかし、これからの低成長の時代は、サラリーマンの暗黒時代になる。大幅なベースアップは望めないし、昇給のチャンスも少なくなる。交際費も使えなくなるだろう。こうした暗黒時代に、サラリーマンはいかに生きるべきなのか。時代とともに、社会も変化している。当然サラリーマンもまた変わらなくてはならない。」

それにしてもバブル経済崩壊後におけるサラリーマンの転機は、誰の目にも並大抵のことではないように思えます。相当数の雑誌がサラリーマンのあり方を特集しましたが、辛口のものが目立っています。

「曲がり角のビジネスマン」
「平成のサラリーマン革命」
「ミドル受難時代」
「会社を離れて生きられますか」
「したたかな転職一個人と会社の別れ方」
「50歳以上、出社に及ばず」
「“脱会社人間”の時代一いまや会社べったりでは生きられない」
「管理職切り捨てに異議あり」
「会社よサヨウナラ、自分よコンニチワ」
「終身雇用の幻想」
「管理職受難時代 50歳にハッピーリタイアメントを追う」
「崩れはじめた日本的雇用システム」

雑誌の特集タイトルはエキサイティングであることを常としてはいますが、ここに記載したタイトルのすべてが、まことにもって刺激的な見出しです。

しかしながら、これによって人々は、事態の深刻さを噛みしめたことでしょう。

全体を通じてのコンセプトは、「もはや会社にぶらさがってはいられない」ということになりましょうか。

会社を離れて生きられますか、50歳以上出社に及ばず、個人と会社の別れ方、いまや会社べったりでは生きられない、会社よサヨウナラ/自分よコンニチハというメッセージは、文字通り「崩れはじめた日本的雇用システム」ということであり、「終身雇用の幻想」は捨てなければならないということ。

50歳を「ハッピーリタイアメント」に転換する心根と対策が重要になる、と教えているかのようです。

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