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生存の意義を探求する

by tensyoku on 2015年5月5日

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続いて、次のような10の設問に回答してください。ご自分の生活をふりかえって、先の10問と同様に、以下のような5段階で評価してください。

+2よくそうする
+1時々そうする
0どちらでもない
-1あまりそうしない
-2ほとんどそうしない

11.人間らしさとは何か、人間性の本質とは何かについて熟慮する(   )
12.人間にとって社会とは何か、人間は社会とどうかかわるかについて考える(   )
13.豊かに生きるとか、充実した人生とはどういうことかについて思案する(  )
14.生きていくうえで、人が大切にすべきことは何かについて思索する(   )
15.人生で実現すべきこと、追求したいことは何かと自分に問いかける(   )
16.歴史上の人物や先人たちの自叙伝、あるいは伝記を読む(   )
17.人生論や生き方に関する書物を読んだり、講演会に出かける(   )
18.自分の性格特性や興味・趣向を知るためにテストを受けたりする(   )
19.自分の個性や持ち味を探す(   )
20.いろいろな人の、多彩な生きざまについて研究する(   )

よく、「生かされている」という言い方がされます。その意味するところは、深く浅くいろいろと読み取ることができるでしょう。

一般には、「自分一人で生きている、生きてきたと認識しているとしたら、それは大きな間違いだ。多くの他人の助け、地域や社会や自然界の支援に支えられて生きることが可能になっていると知るべきである」という捉え方のようです。

事実そのとおりですが、あわせて、こういった謙虚な姿勢こそ生きるうえで大切な心根だという指摘は十分に噛みしめなければなりません。

ただし、「生きる」に対する「生かされる」、つまり積極性に対する受動性としての意味合であれば、話はまた別のこととなります。

すでにお気づきのとおり、ここでの主題は「人生における主体性」の発揮にあります。人生行路をコントロールすることはできないにしても、生き方への主体的な取組みは不可欠であるという捉え方が、ここでの認識の出発になっているからです。

それは「人生をよりよく生きる」という視点からですが、こういった立場に立つとき、個人にとってまず大切なのは「人生享受の姿勢」です。しかし、これで済むわけではありません。これに加えて、「生存意義の探求」が不可欠となりましょう。

ここで生存意義の探求とは、生きることの意味を追求し、人生の意義を探るという意味です。人生にどんな意味があるのか、生きるかい、なるものがあるのかどうか、それは必ずしも判然としません。しかしながら、われわれは生かされているのであって、人生に意味だとか意義だとかいったものはないといった捉え方を、ここではしていません。

判然としないというのは、人生に意味や意義がないということではなくして、捉え方は人によって異なり、一人ひとり違っているという意味なのです。

もっと言えば、人生の意義や生きるかいは、自分で探し当てるものだということでしょうか。

発見するもの、つくり出すものと言ってもいいでしょう。そういった主体的なアプローチを、人生に向けて、われわれはやってきているかどうか、どれはどやってきているか。そのことを、この10問は問うているのです。

そうしたことを通して、自らの使命や役割をそこに見出すことができれば、望外の幸せというものでしょう。

一般論として、人生の意義や生きるかいを了解し得たにしても、それだけでは、人生への強い動機づけにはなりません。私の生きるかい、私にとっての生きる意義はこうであるという了解、いわば会得が大切ではないでしょうか。

そこまでを「生存意義の探求」の意味として捉えると、その意味は「生きることの意味を追求し、自らの使命や役割をそこに見出す」ことになります。

10問のうち最初の5問(問11~15)は、人生や生きることに関する基本テーマについて、「哲学をしているかどうか」への問いかけです。

人生の基本テーマが何かについては、諸説がありますし、結論を出すのは容易なことではありません。

ですが、人間の基本的性格(人間性)、社会の基本的性格、ならびに人間と社会とのかかわり方は、人生論としてははずせません。

そのうえで、生き方に関する価値観や人生の目的などが重要なものとして取り出せるはずです。

残りの5問(問16~20)は、人生の意義を探求することを、具体的にどんな手段について、どれほどやっているかと尋ねた設問です。

歴史上の人物や偉人たちの自叙伝や伝記は、多くの人が子どもの頃に読むものですが、大人になっても読んでいるかどうか。

また、自分の性格特性、あるいは個性や持ち味を探す努力も、多くの人によってなされるでしょう。

研究するところまでいくかどうかは別にして、雑誌や書物を通して、いろいろな人のいろいろな生きざまについて知ることは楽しいものです。

さて記入がすんだら、先の「人生享受の姿勢」の場合と同じようにして、回答の分布状況を分析し、+2、+1、0、-1、-2が、それぞれいくつずつかを数えあげ、得点の合計を計算してください。

これが大きくプラスになることが期待されますが、結果はどうでしょうか。

数字をながめながら、「生存意義の探求」に向けた主体的な努力を、これまでどれほどやってきているか確認してみてください。

現役転職コンサルタント

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