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個人は組織から主体的に独立すべき

by tensyoku on 2016年4月5日

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富士ゼロックス総合教育研究所は経済経営雑誌の情報発信に先立って、「新しい個を育む人材観」を公にし、これからの会社員にとって必要なのは「新しい個」の確立だと説きました。

この白書は、「個人は組織から主体的に独立すべきである。

逆に言えば、組織は個人を突き放す必要がある。

個人の組織への埋没・依存は、決して個人の望む姿ではない。」

と断裁しています。

日本の経済界は、組織と個人の新しい局面を迎え、企業と社員の関係が大きく変化する兆を読み取っているようです。

また関西電力の広報誌『縁』は、「自立した個客」として「マルチライフ」をエンジョイすることを提唱しています。

各地域・人それぞれが豊かさを実感できる生活を願って「生活の新理想主義と地域の自律的発展を考えてまいります」という編集方針を掲げました。

企業人は、一個の地球市民として、職業人・地域人・家庭人・個人という四つの生活軸を足にしっかり据えることが必要だというわけです。

こういう人々こそが社会を変え、また職場を開眼させるという考え方に立っています。

何回目かのシリーズで「サラリーマンが面白くなる」という特集を組みましたが、面白くなければ仕事じゃない、楽しくなければ会社じゃない、遊ぶ・学ぶ・働くが三つ重なったところが一番面白い。

サラリーマンは、組織に甘える自己表現人より自分で意味を見い出す意味探究人になろうと提言しています。

そういえば、国立科学博物館に「教育ボランティア」という制度があります。欧米の博物館や美術館では一般的のようですが、自分の趣味や特技を活かしてボランティア活動をやりたいという人々が増えてきました。

86年にスタートしたときは10人が応募、うち8人が採用されたそうですが、最近の募集に際しては1000件の問い合わせがあったといいます。

500人を面接して80人を採用し、現在、登録者総数は210人だそうですが、その中に男性の会社員が15人含まれているといいます。

主婦の90人、リタイア組の30人に比べれば少ないですが、関心が高まってきていることは明白です。

アサヒビールの加藤種男氏は、サラリーマンは会社人間から脱却することが必要だが、そのためには三つの趣味と一つのボランティアを持つことが望ましいと語っておられます。

現に自分自身、小説執筆、美術館通い、リコーダー(縦笛)の練習という三つの趣味に励み、登校拒否児童を支援する民間グループにおいて講師というボランティア活動をしていると述べていました。

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